さくさんちゅうにゅう‐りょうほう【酢酸注入療法】
肝臓癌(がん)の病巣に細長い針を射し込み、高濃度の酢酸を注入して腫瘍を死滅させる治療法。
さげ‐ばり【下げ針】
糸でつり下げた針。弓の的としてきわめて小さいもの。「弓は三人ばり、矢束(やづか)は十三束(ぞく)、—をも射んと思ふ者なりけり」〈保元・中〉
ささ‐くさ【笹草】
イネ科の多年草。やや乾いた山林に生え、高さ40〜80センチ、葉は披針(ひしん)形で笹の葉に似る。ささのはぐさ。
さし‐がね【差(し)金】
1 (「指矩」とも書く)まがりがね。かねじゃく。 2 歌舞伎の小道具の一。作り物の蝶(ちょう)・鳥・人魂(ひとだま)などを操るための黒塗りの細い竹ざお。先端に針金をつけ、これに作り物を取り付ける...
さし‐こ【刺(し)子】
綿布を重ね合わせて一針抜きに細かく刺し縫いにすること。また、そのように縫ったもの。丈夫なので柔道着・剣道着などに用いる。
さし‐とお・す【刺(し)通す】
[動サ五(四)]先のとがったもので反対側まで穴をあける。また、その穴にひもなどを通す。「針を—・す」「束ねた原稿にひもを—・してとじる」
さし‐ぬい【刺(し)縫い】
1 布を何枚も重ねて、針を一針ずつ刺して縫うこと。 2 日本刺繍(にほんししゅう)で、模様の輪郭の刺し目はそろえ、中は針目をそろえないで長短交互に刺し埋める刺し方。
さし‐ばえ【刺蠅】
双翅(そうし)目サシバエ科の昆虫の総称。小形のハエで、灰黒色、背に黒色の条紋がある。口は針状。牛馬に集まり吸血する。《季 夏》
さ・す【刺す】
[動サ五(四)]《「差す」と同語源》 1 ㋐先の鋭くとがったものを中に突き入れる。突き立てる。突き通す。「指にとげを—・す」「短刀で胸を—・す」「魚をくしに—・す」 ㋑(「螫す」とも書く)毒虫な...
さそり【蠍】
蛛形(ちゅけい)綱サソリ目の節足動物の総称。大きなはさみ(触肢(しょくし))をもち、歩脚は四対、尾端に毒針がある。夜行性で、昆虫などを捕食。キョクトウサソリ・ヤエヤマサソリ・マダラサソリなど約6...