ぜん‐じゅんかん【全循環】
湖沼などの閉鎖された水域環境において、冬季に表面の水が低温・高密度になって下降し、湖底の水と入れ替わる現象。この鉛直方向の循環によって、水域全体に酸素が供給される。冬季に湖の表面が十分に冷やされ...
ちへい‐せん【地平線】
1 視野の開けた広野で、大地と天との境にほぼ水平に見える線。 2 観測者を通る鉛直線に垂直な平面が天球と交わる大円。
ちへい‐めん【地平面】
地上のある地点において鉛直線に垂直な平面。
てん‐ちょう【天頂】
1 いただき。頂上。 2 観測地点における鉛直線が上方で天球と交わる点。天頂点。ゼニス。⇔天底。
てん‐てい【天底】
観測地点における鉛直線が下方で天球と交わる点。ナディア。⇔天頂。
トランシット【transit】
測角器の一。主として水平角・高低角の測定に使用。水平分度盤と鉛直分度盤をもつ架台上に、自由に回転できる望遠鏡を取り付けたもの。精密なものを経緯儀という。転鏡儀。セオドライト。
ドライブ‐シャフト【drive shaft】
エンジンで発生させた動力を車輪やプロペラに伝える回転軸。前輪駆動車のように、進行方向と鉛直な回転軸を指す。→プロペラシャフト
ひょうじゅん‐たいき【標準大気】
実際の大気の標準的な状態を定義したもの。大気の鉛直構造をモデル化し、対流圏や成層圏など各領域において定義される。高度計や航空機の性能評価などに用いられる。ISO(国際標準化機構)が定めた国際標準...
メタセンター【metacenter】
船など水面に浮いている物体の傾きの中心。平衡して浮いているときの重心と浮力の中心とを結ぶ作用線が、傾いた位置での浮力の中心を通る鉛直線となす交点。これが重心位置よりも高いほど安定性が大きい。傾心。
レーウィン【rawin】
《radioとwindの合成語》高層大気中の風向・風速を観測する装置。気球に断続式気圧計と発信機をつるして上空に放ち、発する電波を追跡して風速の鉛直分布を計算する。