クリンカー‐ビルト【clinker-built】
ボートの建造法。細長い外板を順々に重ね合わせて釘付けにした構造。カッター・救命艇などに用いる。
くりん‐そう【九輪草】
サクラソウ科の多年草。山間の湿地に生える。葉は根生し、長楕円形で縁にぎざぎざがある。初夏、長い柄を伸ばし、紅紫色の花を数層に輪生する。観賞用に栽培。《季 夏》「—四五りん草で仕廻ひけり/一茶」
く・る【繰る】
[動ラ五(四)] 1 細長い物を、順に引き出して物に巻きつけたり、端から順に手元に引いてまとめたりする。たぐる。「まゆから糸を—・る」「すばやく釣り糸を—・る」 2 送り動かして移動させる。「雨...
くるま‐ゆり【車百合】
ユリ科の多年草。本州中部以北の深山に自生。高さ30〜60センチ。葉は披針形で輪生する。春、長い花茎をのばし、黄赤色で花弁が強く反り返る花が咲く。《季 夏》 [補説]書名別項→車百合
くれ‐えん【榑縁】
細長い板を敷居と平行に並べて張った縁側。→切り目縁
クレオメ【(ラテン)Cleome】
フウチョウソウ科フウチョウソウ属の一年草の総称。熱帯アメリカ原産のセイヨウフウチョウソウ、沖縄に分布するヒメフウチョウソウなどがある。高さ約1メートル。葉は手のひら状の複葉。夏から秋、白・桃・紫...
くろど‐の‐ごしょ【黒戸の御所】
宮中の清涼殿の北、滝口の戸の西にあった細長い部屋。薪(まき)のすすで黒くなっていたところからの名。黒戸。
くろ‐まるはなばち【黒丸花蜂】
ミツバチ科の昆虫。女王バチと働きバチの体は黒色の長い毛に覆われ、尾端に赤褐色部があり、雄バチは黄色の毛に覆われる。ノネズミなどの地中の穴を利用して小形の巣を作る。北海道を除く各地にみられる。
くろ‐も【黒藻】
1 トチカガミ科の多年草。池沼や河川にみられる沈水植物。長さ30〜60センチ、茎の節ごとに細い線形の濃緑色の葉を輪生する。雌雄異株。夏から秋、淡紫色の小花を水面に開く。 2 ナガマツモ科の褐藻。...
くんし‐らん【君子蘭】
ヒガンバナ科の多年草。細長い葉を群生し、その中心から伸びた茎の頂に、赤や黄色の花をつける。アフリカの原産で、観賞用。クリビア。《季 春》「—蟻頭をふりて頂(いただき)に/楸邨」