た‐げり【田鳧/田計里】
チドリ科の鳥。全長32センチくらい。後頭部に長い冠羽があり、上面は金属光沢のある緑色で、胸が黒く、腹は白い。アジア・ヨーロッパに分布し、日本には主に冬鳥として田の刈り跡などに渡来。たどり。《季 冬》
たこ‐かぎ【蛸鉤】
長いさおの先に鉤を取り付けた、蛸を捕る漁具。
たこ‐の‐き【蛸の木】
タコノキ科の常緑小高木。幹の下部から多数の気根を伸ばし、蛸の足に似る。枝の頂に細長い葉が密生。雌雄異株。果実はパイナップル状で、種子は食用とされる。小笠原諸島など亜熱帯地方に産する。
たこ‐ひき【蛸引き】
《「蛸引き包丁」の略》切っ先の四角い、細身で刃の長い包丁。刺身をつくるのに使う。 [補説]かつて関東で多く用いられ、関西では柳刃包丁が使われた。
た‐ごう【多劫】
きわめて長い年月。永劫。
た‐しぎ【田鷸】
シギ科の鳥。全長27センチくらい、茶褐色で斑紋があり、くちばしはまっすぐで長い。日本では旅鳥か冬鳥で、水田や湿地・河原などでみられる。《季 秋》
た‐じ【多時】
多くの時間。長い間。「茫然たる事—」〈漱石・草枕〉
た‐じつ【多日】
多くの日数。長い月日。「—の努力をふいにする」
たすき【襷/手繦】
1 和服の袖やたもとがじゃまにならないようにたくし上げるためのひも。背中で斜め十文字に交差させ両肩にまわして結ぶ。 2 一方の肩から他方の腰のあたりに斜めにかける、輪にした細長いひも。「次走者に...
たたき‐ごま【叩き独楽】
白木のままの、高さ4、5センチのこま。竹または木の棒の端に細長いきれをつけ、これをむちにしてたたいて回す。