しあわせ‐よし【仕合吉】
荷馬の腹当てに染め抜いた語。丸の中に「仕合」「吉」あるいは「門出」「吉」などの文字を入れた。
し‐で【死出】
死んであの世へ行くこと。「—の門出」
しもん‐ゆうかん【四門遊観】
釈迦(しゃか)が太子だったとき、王城の東西南北の4門から出遊して四つの出来事を見て出家の決意をしたこと。東門を出てつえにすがる老人を見て、生あれば老あるを悟り、西門を出て病人に会い、生あれば病あ...
しゅっ‐と【出途】
1 旅立ち。門出(かどで)。出立(しゅったつ)。 2 費用や資金の出どころ。「金の—を止めて以来、竹三郎はいよいよ狂暴になって」〈康成・田舎芝居〉
そう‐と【壮途】
前途に大きな希望をもった勇ましい門出。「—に就く」
た‐ばなれ【手離れ/手放れ】
手を離れること。別れること。「防人(さきもり)に立ちし朝明(あさけ)の金門出(かなとで)に—惜しみ泣きし児らはも」〈万・三五六九〉
つつみ‐やき【包(み)焼(き)】
1 魚・肉・野菜などを木の葉・紙・ホイルなどに包んで焼くこと。また、その焼いたもの。 2 鮒(ふな)の腹に昆布・串柿(くしがき)・焼き栗などを入れて焼いたもの。門出や出陣の祝いに用いた。「鮒の—...
なえ‐うり【苗売り】
初夏に植える野菜や草花の苗を売り歩く人。《季 夏》「寺の門出て—に逢へりけり/万太郎」
はな‐むけ【餞/贐】
《「馬の鼻向け」の略》旅立ちや門出を祝って、別れて行く人に金品・詩歌などを贈ること。また、その贈り物。餞別(せんべつ)。「—の言葉」
ほっ‐と【発途】
出発すること。門出。はっと。「京師を—なす頃迄は」〈染崎延房・近世紀聞〉