やま‐しゃくやく【山芍薬】
ボタン科の多年草。山地の林内に生え、高さ約50センチ。葉は3枚の倒卵形の小葉からなる複葉。4〜6月、白い花を上向きに半開きにつけ、花びらは5〜7枚あるが、萼(がく)は3枚。くさぼたん。
やま‐ぶき【山吹】
1 バラ科の落葉低木。山間の湿地に多く、群生する。葉は互生し、卵形で先がとがり、縁に二重のぎざぎざがある。晩春、黄色の5弁花を開き、実は暗褐色。古くから庭木とされ、八重咲きのものは実がならない。...
ゆう‐がお【夕顔】
1 ウリ科の蔓性(つるせい)の一年草。茎が長く伸び、巻きひげで他に絡みつく。葉は浅く裂けた心臓形で互生する。夏の夕方、花びらが深く五つに裂けた白色の雄花と雌花とを開き、翌朝にはしぼむ。実が球状の...
ヨーロッパピクニック‐けいかく【ヨーロッパピクニック計画】
1989年8月19日、ハンガリーのショプロンで東ドイツ市民が政治集会を開き、オーストリアを経て西ドイツへの亡命を果たした事件。ベルリンの壁撤去につながり、東欧の民主化が進む契機の一つとなった。汎...
ら‐ぶか【羅鱶】
カグラザメ目ラブカ科の海水魚。深海にすみ、全長約2メートル。体は細長い筒状で、暗褐色。口が前端に開き、えらあなが六対あることや骨格の特徴から、現生サメ類中最も原始的とされる。卵胎生。日本では相模...
りゅうぐう‐づくり【竜宮造(り)】
楼門の形式の一。下部は漆喰塗(しつくいぬ)りで、その中央にアーチ形の通路を開き、上部は木造の軒と入母屋の屋根とするもの。日光大猷院皇嘉門や長崎の崇福寺(そうふくじ)の山門など。
りゅうげ‐さんえ【竜華三会】
《連声(れんじょう)で「りゅうげさんね」とも》釈迦の入滅後56億7000万年ののち、弥勒菩薩がこの世に出て、竜華樹の下で悟りを開き、人々を救済するために説法するという3回にわたる法座。竜華会。弥...
りゅう‐にょ【竜女】
竜宮にいる竜王の娘。特に、沙羯羅(しゃがら)竜王の娘。8歳で悟りを開き、男子に生まれ変わって成仏したという。
りょうごく‐ばし【両国橋】
隅田川下流に架かる橋。墨田区両国と中央区東日本橋とを結ぶ。明暦の大火後の万治2年(1659)の架橋といわれる。江戸時代から川開きの花火の名所。
りょう‐びらき【両開き】
扉が中央から左右に分かれて開くこと。また、そのもの。⇔片開き。