せんまん‐むりょう【千万無量】
限りなく数が多いこと。はかり知れないこと。また、そのさま。せんばんむりょう。「—の思い」
セーフ‐ハーバー【safe harbor】
あらかじめ定められた一定の基準や要件を満たしている限り、法令違反とはならないとされる範囲のこと。安全港。
ぜんきん‐せん【漸近線】
ある曲線が、原点から無限に遠ざかるにつれて、限りなく近づいてはいくが、決して交わらないし、接しもしない直線。
ぜん‐りょく【全力】
もっている限りの力。ありったけの力。「—を尽くす」「—を傾ける」
そう‐び【壮美】
[名・形動] 1 壮大で美しいこと。また、そのさま。「—な王宮」 2 壮麗で崇高な感じがする美しさ。「かの耶蘇(やそ)の死などは…限りなく—だ」〈実篤・幸福者〉
そこ‐い【底方】
行きついてきわまる所。限り。奥底。はて。「濃き藍いろの目には、—知らぬ憂ありて」〈鴎外・うたかたの記〉
そこい‐な・し【底方無し】
[形ク]限りがない。はてしない。きわめて深い。「—・き淵やはさわぐ山川の浅き瀬にこそあだ波は立て」〈古今・恋四〉
そっ‐きょう【即興】
1 その場で起こる興味。「今宵限りの朧(おぼろ)だものと、—にそそのかされて」〈漱石・虞美人草〉 2 その場の感興を即座に詩歌や音楽などに作ること。「—の歌をよむ」
そつ‐ぞく【卒族】
明治初期、軽輩武士に対する身分的呼称。明治5年(1872)世襲であった者を士族、1代限りの者を平民に編入して廃止。卒。
そら‐へんじ【空返事】
[名](スル)気のない、口先だけの返事をすること。なまへんじ。からへんじ。「其時限りおいおいと—して」〈一葉・にごりえ〉