いんいん‐めつめつ【陰陰滅滅】
[ト・タル][文][形動タリ]暗く陰気で、気分がめいるさま。「—たる鐘の音」
いん‐う【陰雨】
1 しとしとと降りつづく陰気な雨。 2 空が曇って雨が降ること。
いん‐うつ【陰鬱】
[形動][文][ナリ]陰気でうっとうしい感じがするさま。また、心が晴れ晴れしないさま。「—な雨空」「—な気分」 [派生]いんうつさ[名]
いん‐うん【陰雲】
空を覆う暗い雲。雨雲。
いん‐えい【陰影/陰翳】
1 光の当たらない、暗い部分。かげ。「ライトを当てて被写体に—をつける」 2 物事の色・音・調子や感情などに含みや趣があること。ニュアンス。「—に富んだ文章」
いんえい‐ほう【陰影法】
⇒キアロスクーロ1
いんえいらいさん【陰翳礼讃】
谷崎潤一郎の随筆。「経済往来」誌の昭和8年(1933)12月号と翌昭和9年(1934)1月号に掲載。薄暗い明かりに象徴される日本の伝統美を論じる。
いん‐か【陰火】
1 墓地などで燃える、奇怪な青白い火。狐火(きつねび)。鬼火。 2 焼酎(しょうちゅう)を浸した布切れを棒の先につけて燃やした火。芝居で幽霊の出る場面などに用いる。焼酎火(しょうちゅうび)。人魂...
いん‐かく【陰核】
女性の外陰部、小陰唇の前部にある小突起。陰梃(いんてい)。クリトリス。
いんかく‐かいめんたい【陰核海綿体】
陰核の内部にある左右一対の海綿体組織。男性の陰茎海綿体に相当する。