きわ‐だ・つ【際立つ】
[動タ五(四)]周囲のものとはっきりした違いがあって、ひときわ目立つ。よい意味に使われる場合が多い。「—・った出来ばえ」
きわ‐づ・く【際付く】
[動カ四]汚れなどがはっきりと目につく。「天井襖(ふすま)は雨もりに—・き」〈風俗文選・旅賦〉
きわ‐ど・い【際疾い】
[形][文]きはど・し[ク] 1 悪い事態になりそうな、危険な状態である。また、事態が不安定で、すれすれの状態である。「—・いところで助かる」「質問を—・くかわす」「—・い判断」 2 もう少しで...
きわ‐な・し【際無し】
[形ク] 1 限りがない。果てしない。「才(ざえ)といふもの、いづれも—・くおぼえつつ」〈源・若菜下〉 2 限りなくすばらしい。「仮名(かむな)のみなむ、今の世はいと—・くなりたる」〈源・梅枝〉
きわ‐もの【際物】
1 ある時季のまぎわにだけ売れる品物。正月の羽子板、3月のひな人形、5月の鯉のぼりなど。「—商い」 2 一時的な流行をあてこんで作った商品。 3 演劇・映画・演芸・小説などで、実際にあった事件や...
きわもの‐し【際物師】
1 際物を作ったり、売ったりする人。 2 一時の流行・人気をあてこんで仕事をする人。
きわ‐やか【際やか】
[形動][文][ナリ] 1 くっきりときわだつさま。「青空を背景に—な雪山」「花橘の月影にいと—に見ゆるかをりも」〈源・幻〉 2 さっぱりとしたさま。また、行動などがてきぱきとしているさま。「思...
さい【際】
1 とき。場合。機会。「有事の—」「この—だから言っておこう」 2 物と物との接するところ。「天地の—」 →頃(ころ)[用法]
さい【際】
[音]サイ(漢) [訓]きわ [学習漢字]5年 〈サイ〉 1 二つの物が接する所。限りのところ。きわ。はて。「際涯・際限/分際(ぶんざい)・辺際」 2 出会う。「際会」 3 接してまじわる。「...
さい‐かい【際会】
[名](スル)重大な事件や時機にたまたま出あうこと。「激動の時代に—する」