おひゃら‐か・す
[動サ五(四)]冷やかす。からかう。おひゃる。「折に触れては気に障ることを言うか、さなくばいやに—・す」〈二葉亭・浮雲〉
かちんと◦来(く)る
他人の言動が神経に障って、不愉快に思う。癇(かん)に障る。「無遠慮な発言に—◦来る」
き‐あたり【気当(た)り】
気に障ること。
きん‐せん【琴線】
1 琴の糸。 2 心の奥深くにある、物事に感動・共鳴しやすい感情を琴の糸にたとえていった語。「心の—に触れる言葉」 [補説]2は、「琴線に触(ふ)れる」で成句となり、良いものに感銘を受ける意で使...
こころ‐ざわり【心障り】
気に障ること。気がかり。「前後に—なくて胸安からん」〈一葉・やみ夜〉
小腹(こばら)が立(た)・つ
少し腹が立つ。ちょっとしゃくに障る。「からかわれたと思うと—・つ」
さわ・る【触る】
[動ラ五(四)]《「障る」の意から派生》 1 手などをそのものに軽くつける。また、何かが身体にふれて、そのものの存在が感覚的にわかる。「汚い手で—・るな」「ひんやりとしたものが顔に—・った」 2...
癪(しゃく)に障(さわ)・る
腹が立つ。気に障る。癇(かん)に障る。「—・る態度」
手水鉢(ちょうずばち)の金魚(きんぎょ)
癪(しゃく)に障る意をしゃれていう語。手水鉢には柄杓(ひしゃく)が添えてあるので、「杓に触る」と「癪に障る」を掛けたもの。
腹(はら)が立(た)・つ
怒らずにはいられない。しゃくに障る。「上役のやり方に—・つ」