すずめ‐がくれ【雀隠れ】
春に、草木の芽や葉が伸びて雀の姿を隠すほどになること。《季 春》「春ふかし—を沓(くつ)にふみ/風生」
せっ‐しょく【接食/接蝕】
月が恒星や惑星を隠す掩蔽の際、月の北端や南端の縁をかすめるように進む現象。恒星の明滅を詳細に観測することにより、月の周縁部の凹凸を調べることができる。
そっ‐ちょく【率直】
[名・形動]ありのままで隠すところがないこと。また、そのさま。「—に言えば」「—な意見を求める」 [補説]「卒直」と書くこともある。 [派生]そっちょくさ[名]
そで‐ぎちょう【袖几帳】
袖で顔をおおい隠すこと。袖を几帳に見立てていう語。そでのきちょう。「さて後に—など取りのけて」〈能因本枕・八六〉
そで‐びょうぶ【袖屏風】
袖で物を覆い隠すこと。袖を屏風に見立てていう語。「時子は机の上で—をして」〈白鳥・泥人形〉
ぞう【贓】
[音]ゾウ(ザウ)(慣) 1 不正な手段で手に入れた物。盗品。盗品を隠す。「贓品・贓物」 2 賄賂(わいろ)を受け取る。「贓吏」
ぞう‐とく【蔵匿】
[名](スル) 1 人に見つからないように隠すこと。隠匿。「これを樹籬の中に—せんが為ならず」〈中村訳・西国立志編〉 2 犯人や逃走者をかくまって、捜査機関による発見を妨げること。
ぞう‐ろく【蔵六】
《4本の足と頭と尾の六つを甲の内に隠すところから》亀の異称。
たち‐かく・す【立ち隠す】
[動サ四]霞や霧などが立ちこめて、さえぎり隠す。「山桜わが見にくれば春霞峰にも尾にも—・しつつ」〈古今・春上〉
たち‐かく・る【立ち隠る】
[動ラ下二]何かの陰に身を隠す。「さるべき所に—・れ給ひて」〈源・賢木〉