となり【隣】
1 並んで続いているもののうち、最も近くにあること。また、そのもの。「—の席」「—町」 2 左右両側にある家。また、その家の人。「—に留守をたのむ」
となり‐あ・う【隣(り)合う】
[動ワ五(ハ四)]互いに隣となる。「電車で—・って座る」
となり‐あわせ【隣(り)合(わ)せ】
1 互いに隣り合っていること。「—に座る」 2 常に近い関係にあることのたとえ。「危険と—の生活」
となり‐きんじょ【隣近所】
1 隣の家や近所の家。また、そこに住む人々。「—と親しくする」 2 近いところ。まわり。周辺。「うわさが—に知れわたる」
となり‐ぐさ【隣草】
牡丹(ぼたん)の別名。
となり‐ぐみ【隣組】
第二次大戦下、国民統制のためにつくられた地域組織。町内会・部落会の下に属し、近隣数軒が一単位となって、互助・自警・配給などにあたった。昭和22年(1947)廃止。
となり‐ざかい【隣境/隣界】
隣家との境界。「此処は—の藪際にて」〈一葉・暁月夜〉
となり‐しらず【隣知らず】
1 近くに他の家がないこと。また、その家。 2 《隣近所が気づかないくらいの音でつく意から》ぼたもちの異称。 3 隣近所に知れないようにひそかに行う、簡略な婚礼。「離れ座敷は—」〈浄・千本桜〉
となり‐ずから【隣ずから】
隣どうしである間柄。「—の寒暄(かんけん)の挨拶が喰付きで」〈二葉亭・浮雲〉
となり‐づきあい【隣付(き)合い】
隣家との交際。隣どうしのつきあい。