こう‐うん【黄雲】
1 黄色の雲。黄金(こがね)色の雲。 2 稲が実り、水田一面に黄色く見えるのを雲にたとえた語。 3 《色が似ているところから》酒のこと。
こうざんぎょううん【黄山暁雲】
日本画家、東山魁夷が描いた障壁画。唐招提寺御影堂(みえいどう)の桜の間を飾る。中国の代表的景勝地、黄山の谷間にかかる雲を墨一色で描いたもの。昭和55年(1980)に「揚州薫風」「桂林月宵」ととも...
こうせき‐うん【航跡雲】
飛行機雲。海上を航行する船舶の排気ガスによって生じる雲も含む。
こう‐せきうん【高積雲】
十種雲形(雲級)の一。白色または灰色をした丸みのある雲塊が規則的に並び、ふつう2〜7キロの高さに現れる雲。主に水滴からなる。略号はAc。羊雲(ひつじぐも)。叢雲(むらくも)。斑雲(まだらぐも)。→雲級
こう‐そううん【高層雲】
十種雲形(雲級)の一。灰色がかった厚い雲で、ほとんど全天を覆う。2キロ以上の上空に現れる。略号はAs。朧雲(おぼろぐも)。→雲級
こ‐うん【孤雲】
他に離れて空に浮かぶひとひらの雲。片雲(へんうん)。「—野鶴を見て別天地に逍遥するは」〈透谷・山庵雑記〉
こく‐うん【黒雲】
「くろくも(黒雲)」に同じ。
ご‐うん【五雲】
1 仙人や天女が遊ぶ所にかかるという五色の雲。 2 「五雲の車」の略。
ごしょう‐の‐くも【五障の雲】
五障1を月の光を覆う雲にたとえていう語。
さい‐うん【彩雲】
雲の縁が美しくいろどられる現象。雲の水滴による光の回折で生じ、主に高積雲にみられる。