ガラス‐でんきょく【ガラス電極】
ガラス膜を挟んで水素イオン濃度の異なる溶液を接したとき、ガラス膜の両側にイオン濃度の差に伴う電位差が生じることを利用した電極。水素イオン濃度などの測定に用いる。
ガルバーニ‐でんち【ガルバーニ電池】
異なる種類の導体が直列につながれ、その一方がイオン伝導を担う電解質溶液であり、両端が同じ化学組成である電気化学的な系。化学エネルギーを電気エネルギーに変換して取り出す化学電池とみなせる。イタリア...
きでん‐りょく【起電力】
電流を生じさせる原動力。導体内の両極の電位差による。生じる原因には、電池の化学反応や光・熱・電磁誘導などがある。単位はボルト。動電力。
きょくぶ‐でんち【局部電池】
電解質溶液中に浸した金属や合金に局部的な電位差があることで形成される電池。電食という金属腐食の原因となる。局所電池。
さんかかんげん‐でんい【酸化還元電位】
酸化するものと還元するものとからなる溶液中で、白金電極と標準水素電極との間に生じる電位差。
しごと‐かんすう【仕事関数】
物質内の電子を外に移すのに必要な最小エネルギーの値。熱電子放出・光電子放出・接触電位差などの現象を左右する量。
ショート【short】
[名](スル) 1 物の長さ・距離・時間・期間などが短いこと。「—ストーリー」「—リリーフ」⇔ロング。 2 物が不足すること。「資金—」 3 電気回路の電位差のある端子を、故意または過失で接触さ...
ジーメンス【(ドイツ)Siemens】
国際単位系(SI)の電流のコンダクタンスの単位。1ジーメンスは1ボルトの電位差のある導線に1アンペアの電流が流れるときの導電率。名称はE=W=ジーメンスにちなむ。記号S
せいし‐でんい【静止電位】
生物体の筋肉や神経などの組織で、興奮時でなくても生じている膜電位。細胞膜の内外で電位差を生じ、これによって電流が流れる。→活動電位 →生物電気
せいたい‐でんりゅう【生体電流】
生体中を流れる電流。細胞膜の内外でイオン分布が不均衡になり、電位差が生じることによって起こる。静止電位による静止電流と、活動電位による活動電流とに分けられる。→生物電気