け‐あらし【毛嵐】
海面から立ち上る水蒸気が、陸上からの冷たい空気に触れて発生する霧。川・湖の場合にもいう。厳冬期の北日本に多い。
けそう‐ば・む【懸想ばむ】
[動マ四]「懸想立つ」に同じ。「—・みなまめかむもまばゆし」〈源・夕霧〉
けそう・ぶ【懸想ぶ】
[動バ上二] 1 恋い慕う気持ちを態度に表す。なまめいた態度をとる。けそうだつ。「はじめより—・びても聞こえ給はざりしに」〈源・夕霧〉 2 なまめかしい雰囲気になる。「灯こそいと—・びたる心地す...
けなし‐やま【毛無山】
山梨県南部・静岡県北部の県境にある山。天子山地の最高峰で、標高1964メートル。山腹に武田信玄が採掘した中山金山の遺跡がある。南麓に朝霧高原が広がり、富士山の眺望がよい。
けむ・る【煙る/烟る】
[動ラ五(四)]《「けぶる」の音変化》 1 煙が盛んに出たり、辺り一面に広がったりする。「たき火が—・る」 2 雨・霧・霞(かすみ)などで辺りがぼんやりする。「雨に—・る町」 3 新芽や若草が萌...
こい【恋】
1 特定の人に強くひかれること。また、切ないまでに深く思いを寄せること。恋愛。「—に落ちる」「—に破れる」 2 土地・植物・季節などに思いを寄せること。「明日香川川淀さらず立つ霧の思ひ過ぐべき—...
こ・い【濃い】
[形][文]こ・し[ク] 1 色合いが強い。「墨が—・い」「—・い藍(あい)染め」⇔薄い/淡い。 2 においや味などが強い。「塩味が—・い」「百合の—・い香り」⇔薄い/淡い。 3 液体の中に溶け...
こうざん‐きこう【高山気候】
高山に特徴的な気候。気温は高さが増すにつれて下がり、霧が多くなり、雪線以上では万年雪や氷河がある。ケッペンの気候区分には含まれず、後に追加された。符合はH。
こくてい‐こうえん【国定公園】
国立公園に準じる景勝地として環境大臣が指定し、所在の都道府県が管理する公園。昭和25年(1950)、琵琶湖国定公園・佐渡弥彦国定公園(現、佐渡弥彦米山国定公園)・耶馬日田英彦山国定公園の3か所が...
こくぶ【国分/国府】
(国分)鹿児島県中部、鹿児島湾北岸にあった市。大隅国の国分寺跡がある。平成17年(2005)11月、周辺6町と合併して霧島市となった。→霧島 「国分タバコ」の略。