うす‐ぎり【薄霧】
薄くかかった霧。《季 秋》
うす・れる【薄れる】
[動ラ下一][文]うす・る[ラ下二] 1 しだいに薄くなる。「色が—・れる」「霧が—・れる」 2 程度が弱くなる。衰える。「視力が—・れる」「興味が—・れる」
うち‐きら・す【打ち霧らす】
[動サ四]霧・雨・雪などが、空を一面に曇らせる。「—・し雪は降りつつ然(しか)すがに吾家(わぎへ)の園に鶯(うぐひす)鳴くも」〈万・一四四一〉
うち‐なび・く【打ち靡く】
[動カ四] 1 草や髪などが、風になびく。「穂先の蘇枋(すはう)にいと濃きが、朝霧にぬれて—・きたるは」〈枕・六七〉 2 人が横になる。「うつせみの世の人なれば—・き床に臥(こ)い伏し」〈万・...
うちゅう‐の‐はれあがり【宇宙の晴(れ)上(が)り】
ビッグバン以来、膨張を続ける宇宙の歴史において、電磁波が初めて自由に伝播できるようになった時期、またはその現象。超高温・高密度の状態で始まった宇宙は膨張に伴い平均温度が下がり、約3000〜400...
うつし【移し】
1 「移し花(ばな)」に同じ。「秋の露は—にありけり水鳥の青葉の山の色づく見れば」〈万・一五四三〉 2 香を衣類などに染み込ませること。また、その香。「菊の露もこちたく、おほひたる綿などもいたく...
うなぎ‐いけ【鰻池】
鹿児島県、薩摩(さつま)半島南部の池田湖の東にある火口湖。面積1.2平方キロメートル、周囲4.2キロメートル、最大深度56メートル。オオウナギが生息し、ワカサギの養殖が盛ん。霧島(きりしま)錦江...
うみ‐ぎり【海霧】
海に発生する霧。移流霧の一種。蒸気霧のこともある。《季 夏》 [補説]書名別項。→海霧
うる・む【潤む】
[動マ五(四)] 1 湿りけを帯びる。また、水分を帯びて、くもったようになる。物の輪郭がぼやける。「霧に—・む町の灯」 2 目に涙がにじむ。「目が—・む」 3 涙で声がはっきりしなくなる。涙声に...
うるわし‐だ・つ【麗しだつ】
[動タ四]礼儀正しく振る舞う。また、まじめぶる。「男の御さまは、—・ち給へる時よりも、打ち解けてものし給ふは、限りもなうきよげなり」〈源・夕霧〉