さし‐あ・てる【差(し)当てる】
[動タ下一][文]さしあ・つ[タ下二] 1 直接に物に接触させる。じかに押し当てる。「額に手を—・てる」 2 その事に当たらせる。「宿直(とのゐ)に—・てなどしつつ」〈源・浮舟〉 3 ねらいをつ...
させ‐も
「させもぐさ」の略。「契り置きし—が露を命にて哀れ今年の秋も往(い)ぬめり」〈千載・雑上〉
さ‐ち【蹉躓】
[名](スル)つまずくこと。また、失敗すること。「多くは人生の—にあったり、失敗窮困に陥ったりして」〈露伴・連環記〉
さ‐なく‐ば【然なくば】
[連語]《古くは「さなくは」とも》そうでなければ。さもなければ。さもなくば。「—恋のまことを此様(こん)なものに代えて」〈露伴・辻浄瑠璃〉
サハリン【Sakhalin/Сахалин】
北海道の北方にある島。間宮海峡を隔ててシベリアに接する。江戸時代に日本人・ロシア人が入植、明治8年(1875)千島と交換してロシア領となり、明治38年(1905)日露講和条約により北緯50度以南...
さ‐ばかり【然許り】
[副] 1 それぐらい。それほど。「—急にもとめ給はば」〈露伴・風流魔〉 「—の人は思しはばかるべきぞかし」〈源・賢木〉 2 たいへん。あんなに。「—寒き夜もすがら」〈徒然・二三〉
サパー‐クラブ【supper club】
食事も提供するこぢんまりしたナイトクラブ。また、主に男性が接客するナイトクラブ。ショーなどを披露する店もある。
さびしきあけぼの【寂しき曙】
三木露風の第3詩集。明治43年(1910)刊行。
さ・びる【寂びる】
[動バ上一][文]さ・ぶ[バ上二]《「荒(さ)ぶ」に由来する語で、古びるところから》 1 古くなって特有の趣が出る。古めかしい味わいがある。もの静かで趣がある。「谷中感応寺の…或は清らかに或は—...
さむ‐さ【寒さ】
寒いこと。また、その程度。《季 冬》「書を売って書斎のすきし—哉/露伴」⇔暑さ。