ぶんけ【分家】
伊藤左千夫による自伝的小説。著者唯一の長編小説で、明治44年(1911)3〜7月に正編、明治45年(1912)3〜7月に続編を、いずれも「東京日日新聞」に連載。九十九里の農村を舞台に、農家の次男...
へこ【兵児】
1 (鹿児島地方で)15歳以上、25歳以下の青年。 2 「兵児帯」の略。
ヘルマンとドロテーア
《原題、(ドイツ)Hermann und Dorothea》ゲーテの叙事詩。1797年刊。ドイツの青年ヘルマンとフランスの難民ドロテーアとの恋愛を、フランス革命を背景に描いたもの。
ヘーゲル‐がくは【ヘーゲル学派】
1818年にベルリン大学の教授となったヘーゲルを中心にして形成された学派。ヘーゲル死後、右派・中央派・左派に分裂。右派は老ヘーゲル学派ともよばれ、ヘーゲルの保守的な面を継ぐ。ゲッシェル・ガプラー...
ベラミ【(フランス)Bel-Ami】
モーパッサンの長編小説。1885年刊。才能もない美貌(びぼう)の青年デュロアが、女を利用して栄達していくようすを描いた、自然主義小説の典型的作品。
ペラ‐ごろ
《「オペラごろつき」の略》大正末期、オペラに熱中して女優を追い回したり劇場に出入りしたりした青年。 [補説]「ごろ」は「ジゴロ」の略とも。
ほう‐ふつ【髣髴/彷彿】
[名](スル) 1 ありありと想像すること。よく似ているものを見て、そのものを思い浮かべること。「往時を—させる」「ミイラに因って埃及(エジプト)人を—する」〈漱石・吾輩は猫である〉 2 ぼん...
ほっかいどう‐きょういくだいがく【北海道教育大学】
札幌市北区に本部がある国立大学法人。北海道内の各師範学校・青年師範学校を統合し、昭和24年(1949)北海道学芸大学として発足。昭和41年(1966)現校名に改称。平成16年(2004)国立大学...
ほんば【奔馬】
三島由紀夫の長編小説「豊饒の海」の第2巻。昭和44年(1969)刊行。血盟団事件に着想を得て、右翼思想に傾倒する青年の姿を描いた。主人公は物語の最後に割腹自殺する。
ぼく‐ちょく【朴直/樸直】
[名・形動]かざりけがなく正直なこと。すなおで素朴なこと。また、そのさま。「—な青年」