ほんらい‐の‐めんもく【本来の面目】
仏語。すべての人がもともと持っている自然のままの心性。禅宗でいう。
まじ‐め【真面目】
[名・形動]《「まじ」は「まじまじ」の「まじ」と同じか》 1 うそやいいかげんなところがなく、真剣であること。本気であること。また、そのさま。「—な顔」「—に話をする」 2 真心のあること。誠実...
む‐めんもく【無面目】
[名・形動ナリ]常識をわきまえないこと。また、そのさま。「啼(な)くと食はうのねねさんでも、—ぢゃあねえはな」〈滑・浮世風呂・三〉
めい‐ぼく【面目】
「めんぼく(面目)」に同じ。「限りなき—を広めむと」〈宇津保・楼上上〉
めん‐ぼく【面目】
1 世間や周囲に対する体面・立場・名誉。また、世間からの評価。めんもく。「—を保つ」「—をつぶす」 2 物事のありさま。ようす。めんもく。「従来と異なった—を呈する」
めん‐もく【面目】
1 「めんぼく(面目)」に同じ。「—が立つ」 2 顔かたち。顔つき。〈日葡〉 3 おおもとになるもの。おきて。「雪折竹に本来の—を悟り」〈浄・国性爺〉
廬山(ろざん)の真面目(しんめんもく)
《蘇軾「題西林壁」から》廬山には多くの峰がそびえており、見る方向によって形が変わり、その全景をとらえがたいように、大きく複雑で測り知れないことのたとえ。