やま‐づら【山面】
山のかたわら。山の斜面。「—を見れば、霧は、げに麓(ふもと)こめたり」〈かげろふ・上〉
や‐も【八面/八方】
《「やおも」の音変化》八方の方面。転じて、あらゆる方向。四方八方。「あまねく—に済(わた)す」〈安閑紀〉
ゆか‐めん【床面】
1 床の表面。 2 「床面積」の略。
ゆがみ‐づら【歪み面】
ゆがんだ顔。しかめつら。
よう‐めい【容面】
《「ようめん」または「ようみょう(容貌)」の音変化か》顔かたち。みめ。平安時代、主に知識人の男性が使った語。「—、心、人にすぐれたらば」〈宇津保・俊蔭〉
よ‐おもて【四面】
四つの面。周囲すべて。しめん。「夜の御帳の帷子(かたびら)を、—ながらあげて」〈源・鈴虫〉
よく‐づら【欲面】
欲の深い顔つき。また、その人。「—の継父(ままてて)めが」〈浄・女腹切〉
よこっ‐つら【横っ面】
「よこつら」の音変化。「—を張られる」
よこ‐つら【横面】
《「よこづら」とも》 1 顔の横側。よこっつら。「—を張る」 2 横の側の面。側面。
よも‐やも【四方八方/四面八面】
しほうはっぽう。諸方。「名、—に流(し)けり」〈欽明紀〉