を
1 五十音図ワ行の第5の仮名。現在は、五十音図ア行第5の仮名「お」と発音上の区別がなく、現代仮名遣いでは、助詞「を」以外には、この仮名を用いない。しかし、歴史的仮名遣いでは「お」と区別している。...
を‐おい‐て【を措いて】
[連語]《格助詞「を」+動詞「お(措)く」の連用形「おき」のイ音便「おい」+接続助詞「て」》(打消しの語を伴って)…のほかに。…を除いて。「あなた—適任者はない」「李朝—陶器を語ることはできない」
を‐ば
[連語]《格助詞「を」に係助詞「は」が付いたものの音変化》動作・作用の対象を、特に取り立てて強調する意を表す。(特に)…を。「優勝—逸した」「外の女—ことごとく嫌うと見ゆれば」〈鴎外訳・即興詩人...
ん
1 撥音の音節。鼻音の有声子音だけで1音節をなす。実際の発音では、後続音の有無や種類により、両唇鼻音[m]、歯茎鼻音[n]、軟口蓋鼻音[ŋ]、奥舌と軟口蓋との閉鎖をゆるくした鼻音[N]などの別が...
ん
[助動]《推量の助動詞「む」の音変化》活用語の未然形に付く。 1 婉曲的表現を表す。「あらんかぎりの力を出す」 2 (「んとする」の形で)意志・推量の意を表す。「言わんとすることはわかった」
ん
[格助]格助詞「の」の音変化。「それ、僕—だ」「君—ちへ行こう」「あたし—とこに明いてるのがあるから」〈二葉亭・平凡〉
ンゴマ【ngoma】
アフリカ東部・南部で用いられる、伝統的な太鼓。また広く、同地域の伝統音楽や舞踊、それらを行う儀礼などのこと。
んす
[助動][んせ・んしょ|んし|んす|んす・んする|んすれ(んすりゃ)|んせ(んし)]《尊敬の助動詞「しゃんす」の音変化》助動詞「しゃんす」に同じ。「必ずそれまで短気な心持たんすな」〈浄・卯月の紅葉〉
んす
[助動][んせ・んしょ|んし|んす|んす|んすれ(んすりゃ)|んせ(んし)]《丁寧の助動詞「ます」の音変化》助動詞「ます」に同じ。「一盃(いっぺえ)つぎんした」〈洒・甲駅新話〉 [補説]近世の遊...