うかぬ‐かお【浮かぬ顔】
[連語]心配事などがあって晴れやかでない顔つき。沈んだ顔つき。
うちとけ‐がお【打ち解け顔】
気を許した顔つき。くつろいだ顔つき。「小さきは童(わらは)げて喜び走るに、扇なども落として、—をかしげなり」〈源・朝顔〉
うま‐がお【馬顔】
馬面(うまづら)。「大声でしゃべる—の若い連中も」〈独歩・富岡先生〉
うらみ‐がお【恨み顔】
[名・形動]恨めしそうな顔つき。また、そのさま。「『…もうもう恁麼(こんな)ことは聞かせません』と半ばは—なるぞ詮方(せんかた)なき」〈鏡花・照葉狂言〉
うりざね‐がお【瓜実顔】
瓜の種に似て、色白・中高で、やや面長(おもなが)な顔。古くから美人の一典型とされた。
うれい‐がお【憂い顔/愁い顔】
心配そうな顔つき、表情。また、もの思いに沈んだ悲しげな顔つき。
うれえ‐がお【憂え顔/愁え顔】
「うれいがお」に同じ。
え‐がお【笑顔】
にこにこと笑った顔。笑い顔。
えたり‐がお【得たり顔】
得意そうな顔つき。得意顔。したり顔。「隆方つかうまつりて侍らんなど、—に言ひけるを」〈今鏡・一〉
えびす‐がお【恵比須顔】
恵比須のように、にこにこした顔。