の‐ふうぞく【野風俗】
風俗のいやしいこと。また、無作法であること。〈諺草〉
の‐ふず【野風俗】
[名・形動ナリ]《「のふうぞく(野風俗)」の音変化》無作法であること。図太くいばっていること。また、そのさま。のふうぞう。「世をはばからぬ—の友を集め」〈浮・万金丹・五〉
杯中(はいちゅう)の蛇影(だえい)
《杯中に蛇の影があるのを見て、蛇を飲んだと思って病気になったが、後にそれは弓の影であったと知り、病気がたちまち治ったという「風俗通」怪神の故事から》疑い惑う心が生じれば、つまらないことで神経を悩...
はち‐もんじ【八文字】
1 「八」という字。また、その字の形。 2 遊女が揚屋入りする際などの歩き方。内八文字と外八文字がある。 3 江戸初期の男伊達などの風俗で、大股に足を外側に開いて歩く歩き方。「胸をつき出し、足を...
はやと‐まい【隼人舞】
上代に薩摩・大隅(おおすみ)地方にいた隼人の風俗歌舞。その祖先、火照命(ほでりのみこと)の水におぼれるさまを写すという。平安時代には大嘗会(だいじょうえ)に舞われた。
ばん‐ぷう【蛮風】
野蛮な風習。粗野な風俗。
ばんり‐どうふう【万里同風】
《「漢書」終軍伝から》天下がよく統一されていてはるか遠くの地まで風俗が同じであること。
ひこね‐びょうぶ【彦根屏風】
江戸初期、寛永年間(1624〜1644)の男女遊楽の風俗を描いた代表的作品。狩野派の作と推定される。金地着色六曲屏風一隻。もと一双。彦根藩主の井伊家に伝えられたのでこの名がある。
ヒッピー【hippie】
1960年代の米国で、既成の社会体制や価値観を否定し、脱社会的行動をとった若者たち。また、その運動。60年代後半にはその風俗とともに世界中に広まった。「—スタイル」
ひとさまざま【人さまざま】
《原題、(フランス)Les Caractères》ラ‐ブリュイエールの著作。副題は「当世風俗誌」で、当時のさまざまな風俗・人物像を鋭い観察眼により描いている。1688年、自らが翻訳したギリシャの...