あか‐かき【垢掻き】
江戸時代、風呂屋で客の垢を落とすことを業とした女。多くは私娼(ししょう)を兼ねていた。垢掻き女。湯女(ゆな)。
しゃれ‐おんな【洒落女/白女】
1 おしゃれに凝る女性。しゃれた身なりをする女性。 2 江戸時代、風呂屋などにいて、客を取った私娼。湯女(ゆな)の類。「柴屋町より—呼び寄せ」〈浮・永代蔵・二〉
そこ‐いたり【底至り】
1 徹底していること。「江戸の人の腹を刳(えぐ)るべき—の馳走をせんと」〈露伴・風流魔〉 2 外観はそれほどではないが、表に出ないところが念入りで精巧にできていること。「近年難波(なんば)の風呂...
ところに
[接助] 1 逆接の意を表す。…けれども。「身に逢うたらば、悦ばう—、かへって手向ひするは何事ぞ」〈伎・なぐさみ曽我〉 2 順接の意や単純な接続を表す。「イソポ風呂ニ行ッテミル—、ソノ風呂屋ノ前...
ばん‐とう【番頭】
1 商家などの使用人のかしら。営業・経理など、店のすべてを預かる者。 2 警護すること。見張りをすること。また、その役。「方々、きっと—つかまつれ」〈伎・勧進帳〉 3 風呂屋の番台に座る者。のち...
ゆ‐や【湯屋】
1 (「斎屋」とも書く)浴場のある建物。特に、社寺などに参籠するとき、斎戒沐浴(さいかいもくよく)あるいは休息するための建物。 2 料金を取って、入浴させる所。銭湯。風呂屋。
ろ‐しゅう【呂州/呂衆】
《「呂」は風呂屋の意》「湯女(ゆな)」に同じ。「傾城、白人、茶屋、—」〈浮・禁短気・一〉