たんぜん‐ぶろ【丹前風呂】
江戸初期、江戸の神田佐柄木(さえぎ)町、堀丹後守の邸の前にあった町風呂。容色のすぐれた湯女(ゆな)を置いて、遊客を誘い、繁盛したという。明暦3年(1657)禁止。
たんまり
[副] 1 たくさんあるさま。非常に多いさま。どっさり。「—もうける」「—(と)ため込む」 2 ゆったりと落ちついているさま。のんびり。「ほんにほんに—と湯へもはいられません」〈滑・浮世風呂・二〉
だし‐ぬけ【出し抜け】
[名・形動] 1 予期しないことが起こること。また、そのさま。いきなり。唐突。突然。「—に声をかけられる」 2 だしぬくこと。「おれを—にしてみんな出たな」〈滑・浮世風呂・二〉
だ‐て
[連語]《断定の助動詞「だ」+終助詞「て」》…だよ。「たって俳諧する者などに生ずる病—」〈滑・浮世風呂・前〉 [補説]江戸後期ごろ、医者・儒者などが好んで用いた。
だぶ‐だぶ
[副](スル) 1 容器に液体がたくさん入っていて揺れ動くさま。「バケツの水が—(と)揺れる」「ビールの飲みすぎで腹が—(と)する」 2 液体がたくさんふりかかるさま。「ソースを—(と)かけて...
だ‐みそ【駄味噌】
つまらない自慢話。手前味噌。「悪口を腹さんざ言った後が—の拳(けん)だらう」〈滑・浮世風呂・三〉
だり‐むく・れる
[動ラ下一]「だりむくる1」に同じ。「—・れ切って呂律(ろれつ)も回らねえ癖に」〈滑・浮世風呂・二〉
だん‐ぽう【檀方】
檀家。檀徒。「建立だの再建(さいこん)だのと、氏子や—はいふもさら」〈滑・浮世風呂・四〉
ちゃうす‐げい【茶臼芸】
1 《茶臼は茶をひくことだけに用いるところから》一つの芸だけにすぐれていること。また、一つだけ得意とする芸。石臼芸に対していう。「—を鼻にかけたがる」〈滑・浮世風呂・前〉 2 《1の誤解から》「...
ちゃや‐こや【茶屋小屋】
「茶屋4」に同じ。「—の女中衆ではなし、商人家のお飯焚がそれでは済みません」〈滑・浮世風呂・三〉