非細工(ひざいく)の小刀(こがたな)減(へ)らし
細工が下手なので、小刀をすりへらすばかりである。労力に比べて成果があがらないことのたとえ。むだな骨折り。
ひと‐せい【一精】
ひと骨折り。ひとがんばり。「商売に—出だしみんと」〈浮・永代蔵・三〉
ひと‐ぼうこう【人奉公】
苦労が報いられず、他人のために奉仕した結果になること。無駄骨折り。「年中—して勝手迷惑するにつもりぬ」〈浮・永代蔵・五〉
ひにち‐ぐすり【日日薬】
月日の経過が薬代わりとなること。「骨折には—が一番だ」「—で失恋から立ち直る」
ひろう‐こっせつ【疲労骨折】
骨の同じ部位に弱い力が繰り返し加わって起こる骨折。骨に小さなひびのできた状態で、運動時に痛むが、安静時には治まることが多い。骨折原因や発生時期が明確ではなく、発生初期にはX線での診断が難しい。発...
ふくざつ‐こっせつ【複雑骨折】
骨が折れるとともに周囲の軟部組織が損傷され、皮膚に傷口が開いた状態の骨折。開放骨折。
ふく‐ぼく【副木】
骨折した手足などを固定するためにあてがって支えるもの。添え木。
ぶり‐ぶり
[副](スル)「ぷりぷり1」に同じ。「骨折り損をしたと言って—こぼしながら」〈長与・竹沢先生と云ふ人〉
ほね‐つぎ【骨接ぎ/骨継ぎ】
骨折や脱臼(だっきゅう)などを治療すること。また、それを職業とする人。接骨。整骨。→柔道整復師
むだ‐ぼね【無駄骨/徒骨】
「無駄骨折り」の略。「努力が—に終わる」「—を折る」