き‐せき【鬼籍】
死んだ人の名や死亡年月日を書きしるす帳面。過去帳。点鬼簿。
鬼籍(きせき)に入(い)・る
死んで鬼籍に名を記入される。死亡する。 [補説]この句の場合、「入る」を「はいる」とは読まない。
き‐たい【鬼胎/奇胎】
1 (鬼胎)心配すること。心中のひそかな恐れ。「—を抱く」 2 ⇒胞状奇胎(ほうじょうきたい)
きた‐おろし【北下ろし/北颪】
冬、山から吹き下ろす北風。《季 冬》「街道や大樫垣の—/鬼城」
き‐ちく【鬼畜】
鬼と畜生。転じて、残酷で、無慈悲な行いをする者。
きちく‐もの【鬼畜物】
能の分類の一。鬼神・畜類・天狗(てんぐ)などをシテとする曲。五番目物の一種。→五番目物
きちじょう‐か【吉祥果】
鬼子母神が手に持つ魔除(まよ)けの果実。ふつうザクロとされる。
きちじょう‐てん【吉祥天】
《(梵)Śrī-mahādevīの訳》福徳を授ける仏教守護の女神。父は徳叉迦(とくしゃか)、母は鬼子母(きしも)。毘沙門天(びしゃもんてん)の妻とされる。ふつう立ち姿の天女で、左手に如意(にょい...
きっ‐しく【蓄縮】
[形動ナリ]《「きくしゅく」の音変化》堅苦しくて融通がきかないさま。また、損得にこだわって出し惜しみをするさま。「竹にくくりし戸のあけたて、—ならぬ挨拶に」〈浄・鬼一法眼〉
きつね‐び【狐火】
《狐の口から吐き出された火という俗説から》 1 闇夜に山野などで光って見える燐火(りんか)。鬼火。また、光の異常屈折によるという。狐の提灯(ちょうちん)。《季 冬》「—や髑髏(どくろ)に雨のた...