とりい‐しょうじ【鳥居障子】
清涼殿の台盤所から鬼の間まで立て渡した衝立(ついたて)障子。柱の上部が鳥居の形をしている。
とりい‐ぞり【鳥居反り】
刀の反りの中心が刀身の中程にあり、全体が鳥居の笠木(かさぎ)のような形をしたもの。笠木反り。京反り。
とりい‐だち【鳥居立ち】
両足を踏み広げて立ちはだかること。仁王(におう)立ち。「—にぞまたがったる」〈浄・反魂香〉
とりい‐だな【鳥居棚】
床の間の脇に設ける棚の一種。上に袋棚があり、下には、左右に低く中央に高く3枚の棚をかけたもの。
とりい‐つむじ【鳥居旋毛】
二つ並んでいるつむじ。「少しつむじが曲がって二つあるから—で」〈滑・魂胆夢輔譚〉
とりい‐とうげ【鳥居峠】
群馬県吾妻(あがつま)郡と長野県上田市との境の峠。標高1362メートル。 長野県西部、木曽郡木祖(きそ)村にある峠。標高1197メートル。太平洋側と日本海側の分水界をなす。中山道の奈良井(な...
とりい‐は【鳥居派】
浮世絵の一派。鳥居清信を始祖とする。美人画や役者絵にすぐれ、元禄(1688〜1704)初めごろから世襲的に芝居の絵看板・絵本番付を描き、現代まで続いている唯一の流派。
とりいまえ‐まち【鳥居前町】
神社の鳥居の前に発達した町。神社を中心として成り立っている町。伊勢市など。
とりいもと【鳥居本】
滋賀県彦根市北部の地名。もと中山道の宿場町。
とりい‐りゅうぞう【鳥居竜蔵】
[1870〜1953]考古学者・人類学者。徳島の生まれ。国学院大学・上智大学・北京の燕京大学教授を歴任。国内のほか、東アジアのほぼ全域を研究調査し、考古学・民族学・人類学に多くの業績を残した。