はなち‐どり【放ち鳥】
1 翼を切って池に放して飼う鳥。「島の宮勾(まがり)の池の—人目に恋ひて池に潜(かづ)かず」〈万・一七〇〉 2 飼っている鳥を逃がすこと。特に、放生会(ほうじょうえ)のとき、死者の追善のため鳥を...
はな‐とり【花鳥】
花と鳥。花や鳥。かちょう。→花鳥(かちょう)の使い「—の色にも音にもよそふべきかたぞなき」〈源・桐壺〉
はな‐どり【花鳥】
スズメ目ハナドリ科の鳥の総称。多くはスズメより小形で、雄は赤・黄・青・黒色などのはでな羽毛をもつ。雌は緑色や緑褐色。花の蜜を好む。中国南部からオーストラリアにかけて分布。
はなみ‐どり【花見鳥】
ウグイスの別名。
はぬけ‐どり【羽抜け鳥/羽脱け鳥】
羽替え時の、羽が抜けて鳥肌をあらわにした鳥。しばしばみじめで滑稽なさまにたとえられる。《季 夏》「—身を細うしてかけりけり/虚子」
羽(はね)を交(か)わせる鳥(とり)
「比翼(ひよく)の鳥1」に同じ。「生きての世死にての後の後の世も—となりなむ」〈大鏡・師尹〉
はは‐ちょう【叭叭鳥/哥哥鳥】
ハッカチョウの別名。
はます‐どり【浜州鳥】
[枕]浜辺の水鳥がよちよち歩く意から、「足悩(あなゆ)む」にかかる。「—足悩(あなゆ)む駒の惜しけくもなし」〈万・三五三三〉
はま‐ちどり【浜千鳥】
浜辺にいる千鳥。《季 冬》
はるしらせ‐どり【春知らせ鳥】
ウグイスの別名。