か【鹿】
シカの古名。「妻恋に—鳴く山辺の秋萩は露霜寒み盛り過ぎ行く」〈万・一六〇〇〉
かせ‐ぎ【鹿】
《角が桛木(かせぎ)に似ているところから》シカの古名。「一箇蒜(ひとつのひる)を白き—に弾きかけ給ふ」〈景行紀〉
か‐の‐しし【鹿/鹿肉】
《「しし」は猪(いのしし)や鹿など食肉用の野獣の総称》 1 鹿のこと。「猪(ゐ)のしし—は知らず、いくさはただ平攻(ひらぜ)めに攻めて勝ったるぞ、心地はよき」〈平家・一一〉 2 鹿の肉。「相とも...
しか【鹿】
1 ㋐シカ科の哺乳類。日本にすみ、ヤクシカ・ホンシュウジカなどの亜種があり、北のものほど大形。雄は3または4本に枝分かれした角をもつ。毎年4月ごろ前年の角が落ちたあと、袋角が伸び、9月ごろ完成し...
しし【獣/猪/鹿】
《「肉(しし)」と同語源で、それをとる獣をいう》 1 けもの。けだもの。特に、肉の美味な、猪(いのしし)・鹿(しか)。《季 秋》 2 「猪狩(ししが)り」の略。「ことに—の上手にて、力のつよきこ...
ろく【鹿】
[音]ロク(呉)(漢) [訓]しか か かのしし しし [学習漢字]4年 〈ロク〉 1 動物の名。シカ。「鹿砦(ろくさい)・鹿鳴/神鹿」 2 帝位。「逐鹿」 〈しか(じか)〉「牡鹿(おじか)...