こうし‐たい【黄氏体】
中国の花鳥画の一様式。黄筌(こうせん)に始まるもので、鉤勒塡彩(こうろくてんさい)を特色とする精細華麗な画風。富貴体。→徐氏体(じょしたい)
こう‐しょう【黄鐘】
1 中国音楽の十二律の一。音律の基本となる音。日本の十二律の壱越(いちこつ)にあたる。 2 陰暦11月の異称。
こう‐しょく【黄色】
きいろ。おうしょく。
こうしょく‐しんぶん【黄色新聞】
⇒イエローペーパー
こう‐じゃく【黄雀】
スズメ、またはアオジのこと。
こうじゃく‐ふう【黄雀風】
陰暦5月に吹く東南の風。この風の吹くころ海魚が変じて黄雀になるという中国の言い伝えによる。《季 夏》「鶴去って—の吹く日かな/碧梧桐」
こう‐じゅく【黄熟】
[名](スル)⇒おうじゅく(黄熟)
こう‐じん【黄塵】
1 空が黄色く見えるほどの激しい土ぼこり。《季 春》「—の野面の隅に雪の富士/秋桜子」 2 世の中の俗事。世間の煩わしさ。俗塵。「—にまみれる」
こうじん‐ばんじょう【黄塵万丈】
[形動][文][ナリ]黄色の土ぼこりが風に乗って空高く立ち上るさま。「—にかすむ大地」
こうせき‐こう【黄石公】
中国、秦末の隠者。前漢の張良に兵書を授けたという老人。