くろまめ‐の‐き【黒豆の木】
ツツジ科の落葉小低木。高山に生え、高さ0.5〜1.5メートル。葉は倒卵形。7月ごろ、壺状の紅がかった白色の花をつける。実は熟すと黒紫色になり、生食のほかジャムなどにする。浅間ぶどう。
くろ‐まる【黒丸/黒円】
1 黒色の丸。 2 文字のわきにつける黒い点。傍点。また、語と語を区別するために、語間に用いる小さな黒い点。中黒(なかぐろ)。
くろ‐まるはなばち【黒丸花蜂】
ミツバチ科の昆虫。女王バチと働きバチの体は黒色の長い毛に覆われ、尾端に赤褐色部があり、雄バチは黄色の毛に覆われる。ノネズミなどの地中の穴を利用して小形の巣を作る。北海道を除く各地にみられる。
くろ‐み【黒み】
1 黒いこと。黒い色。「—を帯びる」 2 黒い部分。また、暗い所。「谷間谷間の—から、だんだんとこちらへ迫ってくる黄昏の色を」〈三重吉・千鳥〉
くろ‐み【黒身】
魚肉の黒ずんだ部分。血合(ちあい)。
くろ‐みかげ【黒御影】
閃緑岩(せんりょくがん)や斑糲岩(はんれいがん)などの建築用材名。黒色のガラス質安山岩の石材をもいう。
くろ‐みす【黒御簾】
歌舞伎の舞台で、下座音楽を演奏する場所。江戸では文政(1818〜1830)ごろまで上手(かみて)にあり、のち下手(しもて)になった。中の演奏者が客席から見えないように黒いすだれを下げるのでいう。
くろ‐みずひき【黒水引】
半分を白、半分を黒または紺にした不祝儀用の水引。→青水引(あおみずひき)
くろ‐みだな【黒御棚】
「黒棚(くろだな)」に同じ。
くろ‐みつ【黒蜜】
黒砂糖を溶かして煮つめたもの。「—をかけた蜜豆」