ひとさじ‐めし【一匙飯】
飯椀にしゃもじ一すくいだけでよそった飯。継母または継子に通じるといって、これを食べることを忌む。
ひと‐しあん【一思案】
[名](スル)ちょっとの間考えをめぐらすこと。一考。「—して答えを出す」
ひと‐しお【一入】
《2が原義》 1 ほかの場合より程度が一段と増すこと。多く副詞的に用いる。いっそう。ひときわ。「苦戦の末の優勝だけに喜びも—だ」「懐しさが—つのる」 2 染め物を染め汁の中に1回つけること。「—...
ひと‐しお【一塩】
魚や野菜に軽く塩を振ること。また、そうしたもの。「—の鮭(さけ)」
ひと‐しきり【一頻り】
しばらくの間。その間に物事が集中するようすにいう。いっとき。ひとっきり。「犬が—ほえた」「—話題になった映画」
ひと‐しごと【一仕事】
[名](スル) 1 少しばかり仕事をすること。また、その仕事。「朝飯前に—しておこう」 2 まとまった仕事。かなり骨の折れる仕事。「この後始末は—だ」
ひと‐しずく【一滴】
液体の一滴。「涙の—」
ひと‐しばい【一芝居】
思い通りに事を運ばせるために、人をあざむいて計画的に仕組んだ行動。「親に認めさせるために—打つ」
ひと‐しぼり【一絞り】
1 ひとしきり雨が降ること。「—雨は過ぎぬる庭の面に散りて移ろふ萩が花ずり」〈風雅・秋上〉 2 絞らなければならないほど着物がぬれること。ずぶぬれになること。「是はいかな事—になった。耳へも水が...
ひと‐すじ【一筋/一条】
[名] 1 細長い物の1本。一条。「—の髪の毛」「—伝わる涙」 2 一門。一族。「多くはただこの九条殿の御—なり」〈大鏡・師輔〉 [形動][文][ナリ] 1 ただ一つのことに心を傾けるさま。...