よほう‐だな【四方棚】
茶道具の棚物の一。天板(てんいた)と地板(じいた)を2本柱で支えたもの。天板には薄茶器・柄杓(ひしゃく)・蓋置(ふたおき)を飾り、地板に水指(みずさし)を置く。
よ‐ま【四間】
柱間が間口・奥行きともに二間の部屋。「—なる所へ入れて、様々にもてなして」〈義経記・二〉
よまい‐がた【四枚肩】
「しまいがた(四枚肩)」に同じ。
よま‐どり【四間取り】
日本の伝統的な民家の間取りで、畳または板の間の部屋が田の字に配置されたもの。よつまどり。
よめ‐とおめ【四目十目】
夫婦縁組みで、男女の年齢を、一方から数えて4年目または10年目にあたるもの、すなわち三つ違いと九つ違いのものはよくないとする迷信。
よ‐も【四方】
1 東西南北、また、前後左右の四つの方向。しほう。「—を見回す」「—の山々」 2 あちらこちら。また、いたる所。「美しきすみれの花束、きらきらと光りて、—に散りぼうを」〈鴎外・うたかたの記〉
よも‐の‐あらし【四方の嵐】
1 あたりを吹き荒れる嵐。 2 浮世の波風。「浅茅生(あさぢふ)の露のやどりに君を置きて—ぞしづ心なき」〈源・賢木〉
よも‐の‐うみ【四方の海】
四方(しほう)の海。四海。
よも‐の‐かみ【四方の神】
諸方の神々。多くの神々。「—たちの神楽(かぐら)の詞(ことば)をはじめて」〈十六夜日記〉
よも‐やま【四方山】
1 《「よもやも(四方八方)」の音変化か》世間。また、世間のさまざまなこと。「—の話をする」 2 四方にある山。周囲の山々。「—の茂きを見れば悲しくて鹿鳴きぬべき秋の夕暮れ」〈和泉式部集・上〉