ろっ‐こく【六穀】
6種の穀類。稲・粱(おおあわ)・菽(まめ)・麦・黍(もちきび)・稷(たかきび)。りくこく。
ろっ‐こん【六根】
仏語。感覚や意識を生じ、またそれによって迷いを起こさせる原因となる六つの器官。眼(げん)・耳(に)・鼻・舌・身・意をいう。
ろっこん‐ざいしょう【六根罪障】
仏語。六根によって生じた、解脱の妨げになる罪業。
ろっこん‐しょうじょう【六根清浄】
仏語。六根から生じる迷いを断って、清らかな身になること。また、霊山に登るときや寒参りなどの際に、六根の不浄を清めるために唱える語。六根浄。
ろっこん‐じざい【六根自在】
仏語。六根による罪障から解放されて、自在であること。
ろっ‐ぱく【六白】
九星の一。五行(ごぎょう)では金に属し、北西とする。
ろっぱ‐てつがく【六派哲学】
インドのバラモン(婆羅門)哲学の主要な六学派。ミーマーンサー(弥曼薩)学派・ベーダーンタ(吠檀多)学派・サーンキヤ(僧法)学派・ヨーガ(瑜伽)学派・ニヤーヤ(正理)学派・バイシエーシカ(衛世師)...
ろっぴゃくばんうたあわせ【六百番歌合】
鎌倉初期の歌合わせ。建久4年(1193)藤原良経邸で催された。判者は藤原俊成。作者は藤原定家・顕昭(けんしょう)・慈円・寂蓮ら12人。各人100題100首で、計1200首600番。
ろっぴゃくばんちんじょう【六百番陳状】
鎌倉初期の歌論書。1巻。顕昭(けんしょう)著。六百番歌合における藤原俊成の判詞に異見を述べたもの。御子左(みこひだり)家(俊成)と六条家(顕昭)との対立を背景として、歌論史上、重要な資料。顕昭陳状。
ろっぴゃくろく‐ごう【六百六号】
梅毒薬のサルバルサンの符号名。エールリヒと秦佐八郎(はたさはちろう)が606番目に合成した化合物なのでいう。