りく‐ぶ【六部】
中国の六つの中央行政官庁。吏部・戸部・礼部・兵部・刑部・工部。隋・唐代に設けられ、清末に廃止された。吏部は文官の任免、戸部は財政、礼部は文教、兵部は軍事また武官の任免、刑部は司法、工部は土木関係...
りく‐ほう【六法】
東洋画の制作・鑑賞のための六つの規範。南斉の謝赫(しゃかく)が「古画品録」の序で挙げた、気韻生動・骨法用筆・応物象形・随類賦彩・経営位置・伝模移写をいう。ろっぽう。
りく‐ゆ【六諭】
中国、明の太祖(朱元璋)が1397年、民衆教化のために発布した教訓。「父母に孝順にせよ、長上を尊敬せよ、郷里に和睦せよ、子孫を教訓せよ、各々生理に安んぜよ、非為をなすなかれ」の六言。
りくゆえんぎ【六諭衍義】
中国、明末・清初の人范鋐(はんこう)が平易な口語で「六諭」を解説した書。日本には琉球を経て江戸中期に伝わり、幕府は室鳩巣(むろきゅうそう)に「六諭衍義大意」を作らせた。
りく‐れい【六礼】
1 《「礼記」王制から》中国古代における六種の礼式。冠・婚・喪・祭・郷飲酒・相見。 2 《「儀礼」士昏礼から》婚姻に関する六種の礼。納采・問名・納吉・請期(しょうき)・親迎・納徴。
りく‐か【六花】
⇒りっか(六花)
りっ‐か【六花】
《結晶が六角形であるところから》雪の異称。むつのはな。ろっか。
ろっ‐か【六花】
⇒りっか(六花)
りく‐かん【六官】
⇒りっかん(六官)
りっ‐かん【六官】
中国、周代の六つの中央行政機関。天官・地官・春官・夏官・秋官・冬官。それぞれ治・教・礼・兵・刑・事(土木)をつかさどった。