アミラーゼ【(ドイツ)Amylase】
でんぷん・アミロースやグリコーゲンなどを加水分解し、麦芽糖やグルコースを生成する酵素の総称。生物界に広く分布し、動物では消化酵素の一。飴(あめ)・ビールの製造などに利用。ジアスターゼ。
アミル‐アルコール【amyl alcohol】
脂肪族飽和アルコールの一。糖分が発酵するとき、エチルアルコールとともに生じる無色の液体。フーゼル油の主成分。有毒。酢酸アミルの原料・溶剤などにする。ペンタノール。
アミロイド【amyloid】
でんぷん類似物質。セルロースを硫酸で処理すると得られ、また、病的に脳・腎臓・膵(すい)臓などに生じることもある。アルツハイマー病の原因物質とされる。類でんぷん体。
アミロイド‐ベータ【amyloid beta/amyloid β】
⇒アミロイドベータ蛋白質
アミロイドベータ‐たんぱくしつ【アミロイドベータ蛋白質/アミロイドβ蛋白質】
《amyloid beta protein》たんぱく質の一種。脳内で過剰に生産され蓄積すると、老人斑とよばれる凝集体が形成される。アルツハイマー型認知症の患者の脳に多数の老人斑がみられることから...
アミロイドーシス【amyloidosis】
代謝異常により、たんぱく質の変性したアミロイドが血管壁や心臓・腎臓などに沈着する疾患。原因不明の原発性のものと、結核や癌(がん)などに続発するものとがあり、難病。アミロイド症。
アミロプシン【amylopsin】
アミラーゼの一。膵(すい)臓・膵液中に含まれる消化酵素。膵液アミラーゼ。
アミロペクチン【amylopectin】
でんぷん粒を構成する主成分の一。グルコースの鎖が複雑に分枝・結合したもの。もち米には特に多く含まれ、沃素を加えると赤紫色となる。
アミロース【amylose】
でんぷん粒を構成する主成分の一。グルコースが長い鎖状に連なったもので、水に溶ける。沃素を加えると青藍色になる。
エー‐エル‐エス【ALS】
《amyotrophic lateral sclerosis》⇒筋萎縮性側索硬化症