キサンタン‐ガム【xanthan gum】
多糖類の一種。砂糖溶液やでんぷん中で細菌の一種が産生。水溶性の天然糊料であり、増粘安定剤、乳化剤、化粧水の保水剤として用いられる。
キサンチン【(ドイツ)Xanthin】
尿酸の前駆物質の酸化生成物。多くの臓器と尿中に発生し、尿結石を形成することがある。
キサントゲン‐さん【キサントゲン酸】
《xanthogenic acid》エチルアルコール中で水酸化カリウムと二硫化炭素とを反応させてできるカリウム塩を、希酸で処理して得られる無色の液体。化学式C2H5OCSSH
キサントフィル【xanthophyll】
カロテノイドのうち、水酸基などの形で酸素を含む一群の色素。動植物に広く分布。卵黄に含まれるルテインなど。葉緑体に含まれるものは光合成の補色色素として働く。葉黄素。
キサントプロテイン‐はんのう【キサントプロテイン反応】
《xanthoprotein》たんぱく質の検出反応の一。試料に硝酸を加えて加熱すると黄色になり、冷やしたのちアンモニアを加えると橙(だいだい)色になる。
キサントマチン【xanthommatine】
色素化合物オモクロームの一種。多くの昆虫の体表、眼、翅(はね)などに存在する。いわゆる赤トンボの鮮やかな発色はキサントマチンの還元反応によって生じることが知られている。
クサンテン【Xanten】
ドイツ北西部、ノルトライン‐ウェストファーレン州の都市。オランダとの国境に近く、ライン川沿いに位置する。古代ローマ時代の軍事拠点に起源し、植民都市となった。20世紀に復元された円形劇場の遺跡がある。
クサントス【Xanthos/Ξάνθος】
小アジアにあった古代都市。現在のトルコ南西部の都市アンタリヤの南西約110キロメートルに位置する。古代リキア王国の首都として栄え、当時はアリナと呼ばれた。紀元前6世紀にアケメネス朝ペルシア、前1...
ザナドゥー【Xanadu】
桃源郷。元来は、中国、元の夏期の都であった上都(内モンゴル自治区多倫北西に遺跡が残る)をさす語。