ナノ‐ナイフ【NanoKnife】
腫瘍を挟み込むように挿した針の先から高電圧の直流電流を極めて短時間流すことで、癌細胞にナノメートル程度の小さな穴を開けて死滅させる治療法。正式名称は不可逆電気穿孔法(IRE)。癌が重要な生体組織...
ナノ‐びょう【ナノ秒】
《nano second》時間の単位の一つ。10億分の1秒。10−9秒。ナノセコンド。ns。nsec。
ナノ‐ファイバー【nano fiber】
直径が1〜100ナノメートル、長さが直径の100倍以上の繊維状物質の総称。セルロースナノファイバーのほか、同条件を満たすカーボンナノファイバーなどが知られる。
ナノフォトニクス【nanophotonics】
ナノメートル程度の領域における光(光子)を対象とするフォトニクス。近接場光をはじめとする、光の回折限界を超えた光と物質の相互作用や光の操作などを研究する。ナノオプティクス。ナノ光工学。
ナノプランクトン【nanoplankton】
大きさがおよそ2〜20マイクロメートルのプランクトンの総称。→ピコプランクトン
ナノボット【nanobot】
⇒ナノマシン
ナノポア【nanopore】
膜たんぱく質や人工的に合成された薄膜にある数ナノメートル程度の極小の穴。DNA(デオキシリボ核酸)を1本に分離してこの穴に通し、塩基配列を高速で解析する次世代シーケンサーで用いられる。
ナノ‐マシニング【nano machining】
ナノメートル程度という分子レベルの微細構造をつくる技術。走査型トンネル顕微鏡、原子間力顕微鏡、光ピンセット、自己組織化などの技術を応用する。→マイクロマシニング →ナノマシン →NEMS(ネムス)
ナノマシン【nanomachine】
ナノメートル程度の大きさの分子機械。たんぱく質(約10ナノメートル)やウイルス(約100ナノメートル)程度のものを指し、広義には細胞内器官や生体分子なども含む。ナノボット。ナノロボット。
ナノメートル【(フランス)nanomètre】
国際単位系(SI)の長さの単位。1ナノメートルは10億分の1(10-9)メートル、すなわち100万分の1ミリ、10オングストローム。記号nm ミリミクロン。