キサントマチン【xanthommatine】
色素化合物オモクロームの一種。多くの昆虫の体表、眼、翅(はね)などに存在する。いわゆる赤トンボの鮮やかな発色はキサントマチンの還元反応によって生じることが知られている。
キシリトール【xylitol】
食品添加物の甘味料の一種。樹木や野菜などに含まれる成分キシランが原料。ダイエットや虫歯予防に利用されている。
キシリル【xylyl】
キシレンのベンゼン環上の水素原子1個を除いた残りの原子団。(CH3)2C6H3-で表される1価の基。アリール基の一つ。キシリル基。ジメチルフェニル。ジメチルフェニル基。
キシルロース【xylulose】
単糖類の一。無色のシロップ状。ケトン基をもつケトースであり、その構造からペントースに分類される。D型とL型の光学異性体がある。
キシレン【xylene】
芳香族炭化水素の一。ベンゼンの水素二つをメチル基で置換したもの。オルト・メタ・パラの3種の異性体がある。有毒で引火性のある無色透明の油状液体。石油の改質油から抽出される。塗料・有機溶剤・合成樹脂...
キシロカイン【Xylocaine】
リドカインを主成分とする局所麻酔薬。商標名。
キシロホン【(ドイツ)Xylophon】
「木琴」に同じ。
キシロース【xylose】
ペントースの一種。木材・わら・竹などに含まれ、甘味がある。化学式C5H10O5 木糖(もくとう)。
キシロール【xylol】
⇒キシレン
キセニア【xenia】
被子植物が受粉した際に、花粉の顕性遺伝子が、その胚乳(はいにゅう)の形質を支配する現象。重複受精によるもので、胚乳以外に影響の現れる場合をメタキセニアとよぶ。