あから‐さま
[形動][文][ナリ] 1 包み隠さず、明らかなさま。また、露骨なさま。「—に非難する」「—な敵意を示す」 2 物事が急に起こるさま。にわかなさま。「嗔猪(いかりゐ)、草中より—に出でて人を逐(...
れこ
[代]《「これ」を逆にした語》三人称(中称)の人(指示)代名詞。愛人・金銭などをあからさまにいうのを避けるときに用いる。「彼女はボスの—らしい」→れそ
さしつけ‐て【差し付けて】
[副]直接に。あからさまに。「—成程さうした覚えがござると、どう申すものでござらう」〈浮・禁短気・四〉
げき‐はく【激白】
[名](スル)隠していること、人の知らないことなどを、あからさまに打ち明けること。「秘めた恋を—する」「会社の裏事情を—」 [補説]週刊誌の見出しに多出。
さし‐つけ【差し付け】
[形動]《近世語》あからさまであるさま。ぶしつけ。「近頃—な事なれど」〈伎・貞操花鳥羽恋塚〉
かい‐つ・く【掻い付く】
《「かきつく」の音変化》 [動カ四]抱きつく。すがりつく。「ちごの、あからさまに抱きて遊ばしうつくしむほどに、—・きて寝たる」〈枕・一五一〉 [動カ下二]しっかりとつける。「紅といふもの、い...
つごもり‐がた【晦方】
みそかに近いころ。「十月—に、あからさまに来て見れば」〈更級〉
いん‐やく【隠約】
1 はっきりと見分けがたいこと。「—の中(うち)天理働く至妙の象(しょう)をも朧気(おぼろげ)ながら覗(かいま)見得て」〈露伴・いさなとり〉 2 言葉は簡単でも意味が奥深いこと。また、あからさま...
しゃく【綽】
[音]シャク(呉)(漢) [訓]ゆるやか 1 ゆったりとしたさま。「綽綽・綽然・綽約」 2 あからさまでない。婉曲。「綽号・綽名(しゃくめい)」 [難読]綽名(あだな)
ながらえ‐は・つ【永らへ果つ】
[動タ下二]生きながらえて、天命を全うする。「あからさまとは思へども—・つることもあり」〈平家・一〉