おい【老い】
1 年老いること。老年。「—を感じさせない身のこなし」 2 年とった人。老人。「—も若きも」 3 名詞の上に付いて複合語をつくり、年とった、の意を表す。「—松」「—武者」
おい【笈】
《背に負う物の意》修験者(しゅげんじゃ)などが仏具・衣服・食器などを収めて背に負う箱。
おい【甥】
自分の兄弟姉妹の息子。「叔父—の間柄」⇔姪(めい)。
おい【追い】
1 (語の後に付いて)追って歩くこと。追い払うこと。「牛—」「鳥—」 2 (語の前に付いて)同じものを二度以上くわえること。「—がつお」「—肥」
おい
[感] 1 呼びかけたり、注意を促したりするときに発する語。主に男性が同輩・目下に対して用いる。「—、待たないか」 2 呼びかけられて軽く答えるときの語。「—、合点、承知の助」 3 やや驚いたと...
おい‐あが・る【生ひ上がる】
[動ラ四]上の方へ生え伸びる。「つくろはせ給ひし前栽、植木どもも、心に任せて—・り」〈栄花・月の宴〉
おい‐あ・げる【追(い)上げる】
[動ガ下一][文]おひあ・ぐ[ガ下二] 1 追って上の方へ行かせる。「犬が獲物を山の上に—・げる」 2 激しく追いかけて、相手との距離や差をしだいに縮める。「後半の勝負で相手を—・げる」
おい‐い・ず【生ひ出づ】
[動ダ下二] 1 生まれ出る。生えて出る。はえ出る。「水底(みなそこ)に生ふる玉藻の—・でずよしこのころはかくて通はむ」〈万・二七七八〉 2 育って大きくなる。成長する。「何事も勝(すぐ)れて見...
おい‐うぐいす【老い鶯】
夏になっても、さえずっているウグイス。夏うぐいす。残鶯(ざんおう)。老鶯(ろうおう)。《季 夏》「山門の日に—のこだまかな/石鼎」
おい‐うち【追(い)撃ち/追(い)討ち/追(い)打ち】
1 逃げていく者を追いかけて討ち取ること。追撃(ついげき)。「浮き足立つ敵に—をかける」 2 弱っているところに重ねて打撃を与え、さらに厳しい状態に追いやること。「不況に物価高の—が加わる」