お‐した【御下】
1 天皇が食べた食事の残り。おさがり。おろし。 2 昔、宮中に仕えた女房のうち、格式の最も下の者。下﨟(げろう)。 3 下男・下女のこと。
まかり【罷り】
1 貴人の前や貴所から退くこと。退出。 2 貴人の食膳(しょくぜん)を取り下げること。また、その膳部。おさがり。「御—に候ふ人は、御—たべ候ひなんとて」〈宇治拾遺・九〉
き‐おろし【着下ろし】
1 新しい衣服に初めて袖を通すこと。また、その衣服。 2 着ふるした衣類を目下の者などに与えること。また、その衣類。おさがり。「奥様—の小袖」〈浮・五人女・二〉
かざし‐ことば【翳し詞】
忌み詞の一。俳諧などで、正月三が日の間に、物の名を忌み、呼びかえて使う言葉。「雨」を「おさがり」、「寝る」を「いねつむ」、「おきる」を「いねあぐ」という類。
さがり【下がり】
1 上から下へ垂れ下がること。「垂れ幕の—ぐあい」 2 ㋐位置が低くなること。「南—の土地」 ㋑程度や価値などが低くなること。「気温の上がり—」「値—」 3 その時刻を過ぎること。「昼—」「七つ...
ふく【福】
[名] 1 運のよいこと。幸運。幸い。しあわせ。「—を授かる」「—の神」⇔禍。 2 神仏への供え物のおさがり。また、それをいただくこと。おふく。ごふく。「このすずは鞍馬の—にて候ふぞ」〈著聞集...
お‐ながれ【御流れ】
1 予定していたことができなくなること。「雨で試合が—になる」 2 酒席で、貴人や目上の人から杯を受けて、これについでもらう酒。古くは、飲み残しの杯を渡され、そのまま飲んだ。「—を頂く」 3 目...