おもい‐あえ◦ず【思ひ敢へず】
[連語] 1 思い切れない。「たまの緒の短き心—◦ず」〈古今・雑体〉 2 考えつかない。思い及ばない。「思ひなるやうもありしかど、ただ今、かく—◦ず」〈源・総角〉
こと‐かけ【事欠け】
1 「事欠き1」に同じ。「いかに—なればとて、いつの程よりかく物毎をさもしくなしぬ」〈浮・一代男・一〉 2 「事欠き2」に同じ。「これらは美児人(びせうじん)のなき国の—、隠居の親仁の翫(もてあ...
気(き)を付(つ)・ける
1 注意を払う。「失礼のないように—・ける」 2 元気をつけさせる。「なまじひなる事し出して敵に—・けつることよ」〈太平記・三〇〉 3 気づかせる。思い出させる。「中々なる軍(いくさ)して敵に—...
かん‐すずめ【寒雀】
寒中のスズメ。美味で滋養に富むという。《季 冬》「—大仏殿を栖(すま)ひなる/誓子」