カラート‐ジャーバル【Qal'at Ja'bar】
シリア北部、ユーフラテス川をせき止めて造られたアサド湖にある城塞跡。ラッカの西約50キロメートルに位置する。12世紀、ザンギー朝時代に建造された。ジャーバル城。
ようしゅうくんぷう【揚州薫風】
日本画家、東山魁夷が描いた障壁画。唐招提寺御影堂(みえいどう)の松の間を飾る。鑑真の生まれ故郷である中国揚州の風景を墨一色で描いたもの。昭和55年(1980)に「桂林月宵(けいりんげっしょう)」...
ざん‐き【慙愧/慚愧】
[名](スル)《古くは「ざんぎ」とも》自分の見苦しさや過ちを反省して、心に深く恥じること。「—の念」「僕は—して前の手紙の全部を取消さして貰う」〈有島・宣言〉
さん【散】
[音]サン(呉)(漢) [訓]ちる ちらす ちらかす ちらかる [学習漢字]4年 1 四方にちらばる。ばらばらになる。ちらす。「散会・散華(さんげ)・散在・散乱/雲散・解散・四散・集散・退散・発...
さん‐ぱつ【散髪】
[名](スル) 1 のびた髪を刈ること。刈って髪を整えること。「一か月ごとに—する」 2 散髪脱刀令以後流行した男の髪形。ざんぎり。 3 元結を結わないで、ばらばらにしてある髪。散らし髪。
ざん‐ぎゃく【残虐/惨虐】
[名・形動]人や生き物に対してする行為のむごたらしいこと。また、そのさま。「—な行為」 [派生]ざんぎゃくさ[名]
ざん‐ぱつ【斬髪】
1 髪を切ること。 2 「散切(ざんぎ)り」に同じ。
のこり‐の‐きく【残りの菊】
陰暦9月9日の菊の節句を過ぎたあとまで咲き残っている菊。残り菊。残菊(ざんぎく)。「今宵しも隈(くま)なく照らす月影は—を見よとなるべし」〈栄花・殿上の花見〉
せわ‐もの【世話物】
浄瑠璃・歌舞伎で、主として江戸時代の町人社会に取材し、義理・人情・恋愛や種々の葛藤(かっとう)を主題としたもの。歌舞伎では、生世話物(きぜわもの)・散切物(ざんぎりもの)も含む。二番目物。世話。...
しまちどりつきのしらなみ【島鵆月白浪】
歌舞伎狂言。世話物。5幕。河竹黙阿弥作。明治14年(1881)東京新富座初演。主要人物がすべて盗人で、最後には全員が改心するという筋。白浪物の一つで散切物(ざんぎりもの)の代表作。通称「島ちどり」。