いし‐め【石目】
1 岩石の割れやすい方向。石を割るときには、これを利用する。 2 彫金の技法の一。金属の彫刻面にたがねで打ち出した細かな点。ななこ。
みと‐ぼり【水戸彫】
彫金の一派。元禄(1688〜1704)のころ、常陸(ひたち)国水戸の彫金工明石与太夫を祖とする。高肉彫りであったが、のちは魚子(ななこ)を特色とする。
ぎん‐ぱ【銀波】
1 月光などが映って銀色に輝く波。 2 斜子(ななこ)織りの地に、平織り、または縦糸の斜文織りか繻子(しゅす)織りで紋様を織り出したもの。
おんな‐だゆう【女太夫】
1 江戸時代、菅笠をかぶり、三味線・胡弓(こきゅう)の弾き語りをして歩いた女の門付け芸人。正月には鳥追いとなった。 2 浄瑠璃・水芸・奇術などの演芸をする女芸人。 歌舞伎の変化舞踊「七小町...
しちてん‐はっき【七転八起/七顛八起】
[名](スル)《7回転んで8回立ち上がる意から》何回失敗してもくじけず、立ち直ってどこまでもやりぬくこと。ななころびやおき。「—してついに成功をおさめる」
ごちょう‐ひも【五丁紐】
太くて長い羽織紐。先でちょっと結ぶ。「粋な小紋に斜子(ななこ)の裏衿、南京の羽織、—」〈洒・駅舎三友〉
トブラルコ【tobralco】
平織りと斜子(ななこ)との混合組織になっている綿織物。無地・縞物があり、夏の婦人・子供服、シャツなどに用いる。
へんか‐そしき【変化組織】
平織り・斜文織り・繻子(しゅす)織りを基礎として変化させた織物組織。魚子(ななこ)織りなど。
ブッチャー【butcher】
1 肉屋。 2 《butcher linenから》平織りと斜子(ななこ)織りを不規則に織り交ぜた厚手の亜麻布のこと。密度は粗く、通気性に富み、さらりとした感触が特徴。
にしき‐ぬり【錦塗】
津軽塗の一。下地に2種の色漆を塗り分け、ぼかしを加えるなどしたのち七子(ななこ)状の地文を作り、黒漆でさまざまな模様を描いて仕上げるもの。