なれ【慣れ/馴れ】
慣れること。習熟。習慣。「—からくる油断」「場—」
なれ【汝】
[代]二人称の人代名詞。おまえ。なんじ。「親なしに—生(な)りけめや」〈推古紀・歌謡〉
なれ【熟れ】
《「慣れ」と同語源》食物が程よく熟すること。また、その程度。「鮨(すし)の—の加減を見る」
なれ‐あい【馴れ合い】
1 ひそかに通じ合い、ぐるになって事を運ぶこと。「—の勝負」 2 「馴れ合い夫婦」の略。
なれあい‐かいさん【馴れ合い解散】
与党と野党の打ち合わせ通りに衆議院を解散すること。昭和23年(1948)10月に成立した第2次吉田内閣は総選挙により政権基盤を確立しようとして野党と打ち合わせ、12月23日野党が内閣不信任案を提...
なれあい‐そうば【馴れ合い相場】
取引で、売り手と買い手とが通謀して作った人為的な相場。
なれあい‐ふうふ【馴れ合い夫婦】
正式な手続きをふまず、なれあって一緒になった夫婦。
なれ‐あ・う【馴れ合う】
[動ワ五(ハ四)] 1 互いに親しむ。「—・って気心の知れた仲」 2 共謀して悪事をたくらむ。ぐるになって他をあざむく。「業者どうしが—・う」 3 男女が情を通じ合う。「他国から稼ぎに来てる男と...
なれ‐がお【馴れ顔】
うちとけた態度や顔つき。「いと—に、御帳の内に入り給へば」〈源・若紫〉
なれこ‐まい【馴子舞/馴講舞】
1 初対面の人などが親睦を図るために寄り集まってする舞。また、その舞を伴う宴会。「芸に従ひて思ひ思ひの—する中にも面白かりし事は」〈義経記・五〉 2 旅人が社寺の前を通るとき、神仏への手向けとし...