あやぐ
沖縄県宮古諸島の歌謡の総称。狭義にはその民謡をさすが、広義には、はやり歌からわらべ歌まで、歌謡全般をさす。
わざ‐うた【童謡/謡歌】
上代歌謡の一種。社会的、政治的な風刺や予言を裏に含んだ、作者不明のはやり歌。神が人、特に子供の口を借りて歌わせるものと考えられていた。
こまい‐じゅうろくばん【小舞十六番】
初期歌舞伎で行われた小舞のうち、主に若衆歌舞伎時代に流行した16曲。はやり小歌に振りをつけたもので、狂言小舞の影響がみられる。業平踊(なりひらおどり)。
さかな‐じょうるり【肴浄瑠璃】
宴会の余興として語る浄瑠璃。「くるわにてもっぱらはやりし野郎山伏笈(おひ)探しと申す—なり」〈浮・御前義経記・四〉
ざっ‐きょく【雑曲】
1 雅楽以外のいろいろな音曲。 2 民間のはやりうた。流行歌。俗曲。
こう‐しょう【好尚】
このみ。嗜好(しこう)。また、はやり。流行。「時代の—に合わせる」「包みても包みがたきは人の—なるらん」〈鴎外・舞姫〉
ざざんざ
[副]松の梢(こずえ)に吹く風の音を表す語。江戸初期の歌謡で囃子詞(はやしことば)のように用いられた。ざんざ。さんざ。さんさ。さざんざ。「—、浜松の音は—」〈虎明狂・抜殻〉 [名]「ざざんざ...
じ‐えき【時疫】
流行病。はやりやまい。
きんらい‐ぶし【欣来節】
明治時代のはやり歌。「おっぺらぼうのきんらいらい」という囃子詞がつく。
じ‐よう【時様】
その時代のはやりの風習。「衣服欧州大陸の—を帯び」〈織田訳・花柳春話〉