いや‐まし【弥増し】
[副]ますますもっと。さらにいっそう。「彼女の死が—惜しまれてならなかった」〈中勘助・菩提樹の蔭〉
[形動ナリ]ますます多くなるさま。いよいよ激しくなるさま。「満ち来る潮の—に絶ゆること無く...
ふり‐まさ・る【旧り増さる】
[動ラ四]ますます古くなる。ますます老いていく。「あらたまの年の終はりになるごとに雪もわが身も—・りつつ」〈古今・冬〉
あく‐じゅんかん【悪循環】
ある事柄が他の悪い状態を引き起こし、それがまた前の事柄に悪影響を及ぼす関係が繰り返されて、事態がますます悪くなること。「—を繰り返す」
ゆう‐けん【雄健】
[名・形動] 1 力強く勢いのよいこと。また、そのさま。「—な文章」 2 健康であること。また、そのさま。手紙文に用いることが多い。勇健。「南の方はますます—に候」〈蘆花・思出の記〉
神(かみ)は人(ひと)の敬(うやま)うによって威(い)を増(ま)す
神は人が尊敬することによって、ますます威光を増す。
おもい‐つの・る【思い募る】
[動ラ五(四)]思慕の情がますます強まる。「もう江口を自分の独占(もの)にしたというまでに—・って来た」〈近松秋江・青草〉
おもい‐ま・す【思ひ増す】
[動サ四] 1 ますます恋い焦がれる。「彦星の—・すらむことよりもみる我くるし夜のふけゆけば」〈拾遺・秋〉 2 他よりよいと思う。「待てといふに散らでしとまるものならば何を桜に—・さまし」〈古今...
老(お)いては益益(ますます)壮(さか)んなるべし
《「後漢書」馬援伝から》年老いても元気が衰えず、ますます盛んな意気がなければならないということ。
金時(きんとき)の火事(かじ)見舞(みま)い
《顔の赤い金時が火事見舞いに行けば、ますます赤くなるところから》非常に赤い顔のたとえ。飲酒で赤くなった顔などをいう。
お・いる【老いる】
[動ア上一][文]お・ゆ[ヤ上二] 1 年をとる。老齢になる。「—・いてますます意気軒昂(けんこう)」 2 年をとって心身の働きが衰える。「以前にくらべると、さすがの彼も—・いた感が深い」 3 ...