まろ【丸/円】
[名・形動ナリ] 1 まるいもの。また、まるいさま。「大きなる松の木などの二三尺にて—なる」〈枕・三〇六〉 2 丸々とふとっているさま。「—にうつくしく肥えたりし人の」〈源・宿木〉 3 まるまる...
まろ【麻呂/麿】
[代]一人称の人代名詞。平安時代以降に用いられた語。「—この歌の返しせむ」〈土佐〉 [接尾] 1 名詞や形容詞の語幹、その他の語に付いて、男子の名を構成するのに用いる。「人—」「清—」 2 ...
マロアンツェトラ【Maroantsetra】
⇒マルアンツェチャ
まろ・い【丸い/円い】
[形][文]まろ・し[ク]《「まるい」の古形》「まるい」に同じ。「成ろうなら—・く納めたい葉山の了簡で」〈紅葉・多情多恨〉
まろうど【客/賓/客人】
《「まらひと」の音変化。古くは「まろうと」》訪ねて来た人。きゃく。きゃくじん。「観兵の間に設けたる夕餉に急ぐ—、群立ちてここを過ぎぬ」〈鴎外・文づかひ〉
まろうど‐い【客居/賓居】
客を通す座敷。客間。応接間。「例の—の方におはするにつけても」〈源・早蕨〉
まろうど‐がみ【客神/客人神】
他の地域から来訪し、その土地で信仰されるようになった神。きゃくじん。
まろうど‐ざね【客実/賓実】
主たる客。正客。主賓。「左中弁藤原の良近といふをなむ—にて、その日はあるじまうけしたりける」〈伊勢・一〇一〉
まろかし【丸かし/塊】
《「まろがし」とも》丸めたもの。かたまり。まろかせ。「鉄の—をのまむ時には、天の甘露なににかせむとする」〈百座法談〉
まろか・す【丸かす/円かす】
[動サ四]《「まろがす」とも》まるめる。丸く固める。ひとかたまりにする。「カシラヲ—・ス」〈和英語林集成〉 「物取り食ふ翁の形を御飯(おもの)—・して作り据ゑて」〈宇津保・蔵開中〉